企業体質の強化方法

企業体質の強化方法について

*企業体質を強化するために

会社というものは、「問題」があるもの、
その多くはヒューマンエラー(人為的ミス)

社員は考えていて自分の会社を良くしよう、もっと業務処理を早くやろう、
利益をもっと上げよう、と
おそらくほとんど考えていないだろう。
ただ昨日と同じことを繰り返しているだけ。

*社員と定例ミーティングを実施

出来れば毎週、最低月2回
社長が求めることを説明すること。
どういう人材を求めているのかを語り、
現状のままでは給料も同じか倒産する、という
現在の中小零細企業における時代背景を語る。
どんな会社にしたいのかを、またヴィジョンを語る。
会社の現状を語る。

*「提案制度」

提案カード
却下は0, ◯が100円,◎が200円,採用が1000円
金額よりも目に見えるようにして
記録が残るようにすること。

社員と一緒に工夫を継続的に行うには、
提案のあがる社風、または仕組みが必要

*重要なのは売上ではない

需要なのは売上ではなく「利益」である。
売上高の増加を考えると
借金を増やし、従業員を増やし、設備投資をし、経費が増える。

売上アップのための対策は必要不可欠。
しかし、拡大路線を走ることが
会社の成長ではない。

デフレだからと中小零細企業が価格競争を始めたら、
値引きした分の帳尻が合わなくなる。
利益率が下がり、経営はジリ貧になる。
赤字を出している中小零細企業は安売りでの
会社再建はあり得ない。

*優先順位を明確にし、占有率で分類する

ABC分析、すべての物や情報、データを占有率で分類する。

*公開経営のやり方

公開経営は2通り
数字を公開、経営者の考え方を公開
売上、営業利益、経費、経常利益などを明らかにする。

*情報の共有

社長講義で社長の考え方を説明する。
この目的は危機感と感動を与えること。
危機感を共有するのはとても大事なこと。
数値を発表して警鐘を鳴らすことで、
社員が真剣に対策を考えて頑張るのである。

*売上は幻、経費は現実

会社は売上を伸ばすことよりも、
利益を増やすことを目標にしなければならない。

経費: 変動費と固定費
利益を増やすためには変動費は上げても固定費を増やさない方針が大事。

儲からない会社は、共通して社風がぬるま湯だ。

みんなが楽に仕事をすることを考えている。
その要因は、いい顔をしたがる社長の体質にある。
社員に嫌われたくないし、辞められる不安があるから
甘くなる。社員も「自分くらい手を抜いても会社はl潰れないと
思っている。だから誰も必死にならない。
提案もしないし、意見も出ない。
売上は将来的にもその数値を確保できるとは限らない。
だが、経費だけは完全に掌握できる。